当院の思い


恩田川の桜
恩田川の桜

  あなたはその身体の疲れ、不具合をどうしていますか?私もかつてある製薬会社のサラリーマンだったころ、身体中のひどい慢性疲労と、趣味の登山で痛めた膝痛で近所の整形外科や、紹介してもらった某大学病院の膝の権威に診てもらった経験があります。忙しい中、いくら通っても結局治りませんでした。そんな折、ネットで見つけた近所の治療院の若い先生と出会いました。その先生は膝痛が膝だけの問題でなく身体全体の問題から来ていることを説明してくれ、先生の手技による丁寧な治療で、私の膝は半年後にはその治療院の若い先生達を富士山にご案内できるまでに治ったのでした。早期退職制度を利用して、整体の道に入ったのは、この経験がきっかけでした。

現代の医療は疾患を見て「人」を診ません。人は脳と心と身体が複雑に影響し合って生きています。患者の話をろくに聴かず、身体に触りもせず、検査機器から出されるデータのみを見て診断し、疾患のみを対象とした薬漬け医療では「人」は癒されません。

また、現代は効率や見せかけの合理という脳の働きばかりを優先した社会で、脳と心身は限りなくかい離して人は疲れ果てています。自分(脳)がやっていることに心と身体がついて行けずに、本来自分の存在を現実的に支えている身体の声が聞こえなくなっているのです。そして、気が付かないうちに疲労が蓄積し、取り返しのつかない状態になって病として発病します。いわゆる「生活習慣病」のほとんどはこうして発病したもので、バランスの良い食生活や運動習慣で正常な身体感覚を保ち、必要な身体のお手入れを怠らなければ、ほとんど防げるものです。身体の慢性疲労も同様です。

こうした現代社会に生きる人の慢性の疲れを癒せるのは、薬漬け医療ではなく、「人」すなわち心と身体両方と直接向き合う「手」による丁寧な施術しかありません。

自身の経験を生かし、「人」を診る施術で現代人の疲れを癒したい。そんな思いでこの「森の整体院」を始めました。