具体的な症例


 

症例1)  慢性的肩こり・腰痛 (30代女性・理容師)

 [症状]

立ち仕事が多く肩と腰が常に重い。

 

[当院の治療]

肩と腰を触診したところ、両方とも奥にかなり大きなトリガーができていました。痛みが強かったので蒸しタオルで温めてからのソフトなマッサージを繰り返したところ、徐々にトリガーが小さくなってきて、同時に症状も改善しました。

 


 症例2)  変形性膝関節症 (50代男性・会社経営)

 [症状]

整形外科で変形性膝関節症と診断された。MRIやレントゲンでの診断で軟骨組織が劣化し始めていると言われた。

 

 [当院の治療]

若いころからスポーツをよくされたとのこと。膝をささえる筋肉群と骨の付着部にトリガー(痛点)が集中していました。マッサージで膝や腰の周辺の筋肉の疲れを取ると同時に、正しい姿勢で歩くことと軽い膝の筋トレをリハビリメニューとして提案しました。これを徹底していただいたところ、だんだん痛みが解消してきて普通に生活できるようになり、好きなゴルフも再開できたそうです。

 


症例3) 鋼鉄のような背中 (40代男性・教員)

[症状]

慢性的に肩、背中、腰がこっている状態。

 

[当院の治療]

最初の触診の際、そのあまりの硬さに驚きました。毎週金曜日夜、肩、肩背部、を中心にかなり強めのマッサージを施すと症状は軽減しましたが、翌週また硬さが戻っている状態が繰り返されました。その週の仕事のきつさが身体の硬さで分かるようでした。リハビリメニューとして適度な運動を薦めていたのですが、忙しくてなかなか実行する時間が無いとのことでした。ところがある日、ひょんなきっかけでお嬢さんとWiiFit(健康ゲーム機)を一緒にやる習慣ができ、身体の硬さが別人のように改善しました。それでも普通の人に比べればまだ硬く、治療とWiiFitによるリハビリは続きました。

 


症例4) 首筋のピアノ線 (50代女性・主婦・車の運転が多い)

[症状]

左の首筋が慢性的にこっていてつらい。昔、交通事故で軽いムチ打ち症になったことがある。腰も慢性的に重い。

 

[当院の治療]

首筋を触診してみると、確かに左の首筋に細いピアノ線の束のような筋繊維の硬結がありました。頚椎をレントゲンで見てもらったときもヘルニアなどの問題は見られなかったとのことなので、やはりムチ打ち症の後遺症のようでした。少し強めの指圧で解して行くと徐々に硬結が消え、だいぶ楽になったとのことでした。自宅でできるリハビリとして首のストレッチをお勧めしたところ、これも効果が高いとのことでした。また、腰の重さも訴えられていたので、腰を触診したところ臀筋上部に、こりが見つかりました。これは運転の機会が多いことと関係があると思われ、梨状筋を中心とする臀筋上部の筋肉群を解したところ腰の重さが解消しました。

 


症例5) 慢性的な首の痛み (20代男性・システムエンジニア

[症状]

触られるだけで痛いほど首筋がこっている。

 

[当院の治療]

触診したところ、首の根元にピアノ線をより細くしたような筋繊維の硬結がありました。これは最近の肩こりによく見られる、パソコンを多く使う仕事の方に多い目の疲れです。かなり重症でしたので、温めてからソフトにマッサージを施したところ、痛みが大分和らいだようでした。自宅でできるリハビリとして首のストレッチ、仕事中時々目を休める習慣、蒸しタオルなどで温めてから首筋をさする程度のマッサージなどをお勧めしたところ、毎回硬結が少なくなって行くのが分かりました。

 


症例6) 股関節の痛み (40代女性・主婦・ママさんバレー選手)

[症状]

左の股関節が慢性的に痛い。

 

[当院の治療]

両足の長さが少し違っていて、明らかに骨盤が歪んでいる状態でした。骨盤調整を施し、股関節周りの筋肉群を長めのマッサージでゆるめたところ、痛みがまったく無くなったとのことでした。

 


症例7) 五十肩 (50代男性・会社役員)

[症状]

右腕が上がらない。

 

[当院の治療]

五十肩は痛みが酷く炎症を起こしている段階では安静が必要ですが、上がらなくなってから1ヶ月ほど経過しており、炎症は起こしていなかったので、指圧とストレッチの組み合わせの施術を試みました。毎週1回の通院を1ヶ月ほど続けていただいた結果、ほとんど普通に腕を上げ下ろしできるようになりました。お勧めした自宅でできる五十肩によく効くストレッチもキチンと実践していただいたようでした。

 


 

症例8) ギックリ腰 (30代男性・理容師)

[症状] 

仕事中、急に腰が抜けた感じになり何かに掴まってそっと歩くのがやっと。腰を曲げられない。 

 

[当院の治療] 

ギックリ腰に限らず腰痛の原因は色々あります。内臓疾患からくる場合もありますし、足のシビレなどを伴う場合は、腰椎に何らかのトラブルがある場合も考えられます。筋肉の障害が原因の場合も、使いすぎや急な動きなどで腹筋や背筋が肉離れを起こした場合などは、炎症を鎮めるために湿布などして暫く安静にすることが必要です。

 

以上はマッサージ治療の対象ではありません。ただ、この方の場合、そのどれにも当てはまらず、触診してみると明らかに腰部背筋と梨状筋などの深部臀筋がかなり固くなっており、慢性的な筋肉の疲れが原因と思われました。そこで、それらの部位を慎重に揉み解して行くと、案の定、腰部にトリガーが現れました。少し強めの指圧でトリガーのリリースを試みたところ、30分あまりの治療で普通に歩けるようになりました。

 


症例9) 慢性的な膝の痛み (70代女性・主婦)

[症状]

階段の昇り降りに膝が痛む。整形外科に行ったら「やせなさい」と言われ、湿布薬と飲み薬を渡された。

 

[当院の治療]

膝関節の動きをチェックしてみると、体重がかからない状態では痛みが無く動きも良いので、関節自体には問題が無いことが分かりました。そこで、足の筋肉全体を触診してみると、太ももの外側の筋肉(大腿筋膜張筋)にトリガー(発痛点)がありました。このようにトリガーは別の箇所の痛みとして感じられることがよくあります。このトリガーを丁寧にほぐしてゆくと大分痛みが和らぎ、帰りは普通に歩けるようになりました。ご自宅でのリハビリとして、膝に負担の少ない筋トレをアドバイスしました。

 

(続く)